ついに、大河ドラマ「光る君へ」が、2024年1月7日からスタートしましたね!
吉高由里子さんがどのような「紫式部」を演じるのかとても楽しみです!
その一方で「紫式部」と聞くと【源氏物語】を書いた女性ということしか知らないという人も多いのはないでしょうか?(私自身がそうでした笑)
ただ、調べてみると、なぜ令和という時代に、「紫式部」という女性の生涯がドラマ化されるほど、注目されているのかが、分かったような気がしました。
これからの大河ドラマを更に楽しむためにも「紫式部」がどんな女性だったのか、一緒に深堀りしていきましょう!
紫式部は、平安時代のインスタグラマーだった?
紫式部の影響力を考えると、
その姿はまさに、影響力抜群の「インスタグラマー」と言えるでしょう!
なぜならば、紫式部が書いた【源氏物語】は、平安時代の女性に大人気でした。
つまり、バズっていたのです!
そのバズった手段というのが「口コミ」です。
あまりにも【源氏物語】を読みたいという気持ちが強すぎて、自分と同じ背丈くらいの仏を彫るという衝撃的な行動を取った菅原孝標女。
そんな彼女が書いた「更級日記」に記載があったそうです。
平安時代の女性はどうやって物語を読んでいたのだろう? 評判の物語をどうやって手に入れていたのだろう?と不思議に思う人も多いだろう。しかし『更級日記』を読むと、それは徹頭徹尾、口コミによるものだったのだとよくわかる。
「あの物語、面白かったわよ」とうわさが広まる。そして「じゃあ貸して!」と写本が手渡される。貴族の女性から、親戚の女性へ。平安時代の貴族の女性コミュニティは主に手紙でつながっていたらしい。その手紙を通して、「今度この本をあげるわ」と贈ってくれる。そうやって平安時代は物語が伝わっていたんだな、と『更級日記』を読むとよくわかる。
出典元:東洋経済オンライン
もし、紫式部が現代にいたら、きっと、SNSで注目されるでしょう。
そして、自分の作品をSNSで紹介したり、文学に関する情報を発信したりするかもしれませんね!
紫式部は今流行りのダブルワークをしていた?
紫式部は作品作りに専念してわけでなく、宮廷で女官として勤めていました。
【源氏物語】も、女官を務めながら、完成させたと言われています。
ちなみに、女官とは、貴族社会における宮廷で働く女性の役職です。
女官の仕事内容
1)宮廷行事と運営
:儀式の手順や衣装、装飾などを管理、運営などに携わっていました。
2)貴族や皇室のサポート
:貴族や皇室の日常生活におけるサポートをしていました。
3)文学や芸術の支援
:文学や芸術に関する支援や手助けを行い、宮廷文化の発展に貢献しました。
4)宮廷内の役職や地位の管理
:人事に関する業務を担当し、宮廷の秩序を保ちました。
きっと、仕事をしながら、作品を完成されると言うのは、簡単なことではないと思います。
これは、現代で言う「ダブルワーク」に近いのではないでしょうか?
今の言葉で言うならば、紫式部は「バリキャリ女子」と言えるのかもしれませんね!
紫式部の魅力って何?
そんな【源氏物語】という大ベストセラーの小説を書いた、紫式部ですが、なぜ、ここまで影響力を持てたのか、彼女の魅力についても深堀りしていきます!
共感させるのが上手
紫式部の作品には、女性の内面や感情が細やかに描写されています。
だからこそ、多くの女性たちにとっても共感され、口コミで広がっていったのでしょう!
表現力の豊かさ
紫式部が書く文章は、とても美しく、言葉の響きや表現が豊かです。
物語自体の面白さはもちろんのこと、読むことで、心が豊かになるという付加価値がついているのは魅力の1つと言えるでしょう。
唯一無二の視点
紫式部の作品には、様々な人間関係や愛の形について、描かれています。
物語自体を楽しみつつ、紫式部の独特な世界観に触れることで、読者は新しい刺激を受け、そこから多くのことを学び取る女性が多かったのでしょう。
源氏物語の魅力って何?
そんな独特の世界観を持つ、紫式部が書く大ベストセラーの【源氏物語】って気になりますよね!
「仏を彫るくらい読みたくなる物語」とは一体、どんな作品なのでしょう?
【源氏物語】は恋愛小説。
平安時代の貴族社会を舞台に、貴族の男性である「光源氏」と彼の愛と哀れみを描いた長編小説。
彼の愛や絶望、人間関係を通じて、人間の複雑な感情と人生の儚さを描いた物語。
現在まで「なぜ、愛され続けてきたのか」その理由を見ていきましょう!
今も変わらない人間の感情とテーマ
作品の中で描かれる人間関係や愛情、喪失、孤独などの感情は、時代を超えても変わることはありません。
そんな普遍的なテーマが、作品の魅力の1つと言えるでしょう。
日本文学における重要性と影響
【源氏物語】は日本文学において重要な位置を占め、後の文学や文化にも大きな影響を与えてきました。
その影響力こそ、作品が今でも愛され続けている要因の1つと言えるでしょう。
日本語の美しい言葉遣い
【源氏物語】は文学的な価値が高いだけでなく、美しい言葉遣いも特徴の1つです。
そのため、言葉遣い自体が魅力的なため、今でも、多くの人を惹きつけているのでしょう。
歴史的な背景や文化への洞察力
【源氏物語】は平安時代の貴族文化や宮廷生活を詳細に描いています。
そのため、作品に触れることで、当時の歴史や文化を感じることができます。
様々な解釈ができる
作品の解釈について、今でも研究や議論の対象となっています。
様々な解釈ができるという部分も、ワクワクが掻き立てられ、愛され続ける理由の1つなのでしょう。
【光る君へ】はどんなストーリー?
【NHK公式】大河ドラマ「光る君へ」(2024年)。主人公は紫式部(吉高由里子)。 平安時代に、千年の時を超えるベストセラー『源氏物語』を書き上げた女性。彼女は藤原道長(柄本佑)への思い、そして秘めた情熱とたぐいまれな想像力で、光源氏=光る君のストーリーを紡いでゆく。変わりゆく世を、変わらぬ愛を胸に懸命に生きた女性の物語。
出典元:【大河ドラマ】光る君へ
紫式部といえば、文学的な才能があることはもちろんですが、
人としての「創造性」と「観察力」が魅力の1つとして挙げられるでしょう。
そんな紫式部が実際には、どんな恋愛をして、その恋愛がどのように作品作りに影響したのかが、ドラマの中で表現されるのかなと思います。
これからの展開が楽しみですね!
まとめ
まとめ
・源氏物語は恋愛小説
・源氏物語を読みたすぎて、仏を彫った女性がいる。
・源氏物語は、口コミでバズった。
・紫式部は宮廷で女官として勤めながら、源氏物語を完成させたと言われている。
・紫式部の魅力は「共感させ上手」「表現力の豊かさ」「唯一無二の視点」などがある。
・その姿はまさに、影響力抜群の「インスタグラマー」と言える。
・大河ドラマ「光りの君へ」のあらすじ:“変わりゆく世を、変わらぬ愛を胸に懸命に生きた女性の物語”
紫式部について調べると、現代社会でも必要と言われている「発信力」や「影響力」があることが分かりました。
また実は、紫式部の「本名」や「どのような容姿なのか」など、明らかになっていないことが多々あります。
謎のベールに包まれた女性だからこそ【源氏物語】のように、様々な解釈ができる面白さがあると感じました。
ぜひ、大河ドラマ「光る君へ」を通して、一緒に紫式部がどんな女性だったのか、ワクワクしながら観ていきましょう!